施主様の想いを込めて
数年前の話になりますが、ご縁を繋いでいただき、石垣積みの工事をさせていただきました。
施主様とのお話の中で、石が大好きでいらっしゃるとお聞きしたので、
2パターンのイメージ図をご提案したところ
地元の蔵王石による【乱積み・(石を最大限有効に使い意図的に乱して積む)】との希望をいただきました。
実は1石1石加工を必要とするので手間がかかります。
工事の開始は、既存の樹木の伐採からになります。
法円様からお祓いを執り行った後で始まりました。
いつもと違う点として
①石垣の裏面がリビングから見えるために見た目がきれいな【L型擁壁】を施工しました。
②L型擁壁内にワイヤーメッシュを埋め込み、石をステンレス線で引っ掛けて石の飛び出しを防止。
③石と石の隙間を大きくして、影の輪郭を出し1石1石の石が強調出来るような仕上げにしたり、
角石の稜線はビシッと作らずに基準の稜線は出しつつも、ボヤっとさせる自然に見える加工にしました。(言葉では表現するのが難しいです)
施主様には、初期施工の時に立ち合いのもと快諾していただきました。.
また工事区間の長さがあるために、趣きが際立つように、石の色目や同じ形が連続しないよう、時々遠く離れた所から見て修正したりしました。
笠石を石垣天端部に施しましたので、背景の樹木と統一感があり、整った風景になりました。
また施主様ご愛用の【湯飲み】に【ひょうたん】の絵柄をたまたま休憩時にお見受けし、縁起を担いで、その輪郭を笠石の一部に立体彫りにさせていただきました。
※ひょうたん=その形から〔末広がり〕また、無病息災・除災招福の縁起物
フェンス仕上がり高さも打ち合わせをした【大津垣】のフェンスです。
シンプルなデザインですが、石垣と調和して格式が高く感じられます。
年月が過ぎて、施主様の石垣に苔や風合いが出てくるのを
通る際に横目でチラッと拝見しております。
0コメント